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健康みらいトーク in 大阪
第二部 健康で元気な社会のために

コーディネーター: 医師 前参議院議員/梅村 さとし 氏
パネラー: タレント/向井 亜紀 氏
自由民主党 参議院議員/太田 房江 氏
民進党 参議院議員/おだち 源幸 氏

【パネルディスカッション】 健康で元気な社会のために


医師 前参議院議員 梅村 さとし 氏

梅村

今日のテーマは、健康です。医療も必要ですし、健診も必要です。そうした取り組みに向けて大阪が元気になっていくためにはどうすればいいのか、考えたいと思います。
それでは、まず普段の健康法として、どんなことに気をつけて生活していらっしゃるのか、順番にお聞きしたいと思います。向井さんからお願いします。


タレント 向井 亜紀 氏

向井

毎日、自分の体調に変化がないか、身体に手を当てながら感じています。病気から復活するたびに、体調を見ながら人生を過ごすことが大切だと思うようになりました。
今は無理をせず内側からのSOSを聞くようにしています。それが健康法になっています。

梅村

太田さん、おだちさん、政治家の先生は不摂生になりがちだと思われますが。


自由民主党 参議院議員 太田 房江 氏

太田

今、厚生労働大臣政務官をしていまして、昨年「セルフメディケーション税制」というものをつくりました。セルフというのは自分のこと。メディケーションは、治す、いわたってあげるという意味です。
この税制は、皆さんのお薬代が1年間で1万2000円を上回った時、その分を所得税から控除するものです。軽度な不調なら自分に合った市販薬を最小限飲んで、たっぷりと睡眠や水分を摂り、自分で自分を治そうという政策です。
セルフメディケーションは大事なことです。自分の身体は自分でいたわってあげないと、いつか倒れてしまう。市民のため、国民のために限界へ挑戦しながら、自分も大事にしようと思います。


民進党 参議院議員 おだち 源幸 氏

おだち

政治家というのは、不規則不健康の固まりみたいな仕事をしています。議会では、ずっと座っていますし、移動は新幹線や飛行機、着いたら車です。せめて、歩く時だけでもいい運動方法はないものかと考えまして、スイスで開発されたグラグラする特殊な靴を履くことにしました。バランスを取って歩かないと転んでしまいます。これを履いた結果、腰痛がほとんどなくなりました。お腹もちょっと凹んだかな。

梅村

もう1点の大事なことは、健診を受けることです。今日の第1部の向井さんのお話では、早期発見が大事だということでした。改めて向井さんの言葉で、健診の大事さについて語っていただけますか。

向井

ちょっとでも調子が悪いなら、まず健診を受けるべきだと思います。
1日でも早いほうが、治療の選択肢が増えます。うちの旦那(格闘家の高田延彦さん)は、ああ見えて注射を怖がりますが、毎年友達と4〜5人のグループになって内視鏡などの検査に行っています。検査も怖いと思って避けるのではなく、みんなで共有しながら、楽しめるように工夫して受けるといいのではないでしょうか。

梅村

健診は適切に受けた方が、早期発見・早期治療につながります。その大原則は皆さんにもご理解いただきたいと思います。

太田

大阪府は男女とも平均寿命、平均健康寿命が全国で最低レベルです。その原因は、健診率が全国で一番低いからです。健診をすると病気が早く発見できて、健康寿命も延びていきます。昔は「がんとの共生」は言葉の上だけのものでしたが、今は半分以上のがんは本当に治る時代です。だから、見つけないと損!私も、きちんと健診を受けようと思っています。

おだち

私は昨年、急性胆嚢炎になり、はじめて入院して手術をしました。健診は年2回受けています。胆嚢に問題があることは、ずっと指摘されていました。「まだ、いいか」と、放ったらかしにしていましたら、急に痛みが来て緊急手術することになりました。ただ、健診で原因がわかっていたので、あっという間に手術をしてもらうことができました。自分の状態を正確に知っておくためにも、健診は大事だと思います。

梅村

皆さんが入っておられる健康保険から、定期健診や大腸がん検診、乳がん・子宮がん検診などの案内が届くと思います。これらを意識して見ていただき、ぜひ受けて欲しいと思います。

最近話題になっているのが、なんでも話せるお医者さんの「かかりつけ医」です。向井さんはいつも相談できる先生はいますか?

向井

はい。今までどんな症状で、誰にどんな治療を受けたかを全部お話できるいい先生と出会っています。かかりつけの先生を見つけることは、結婚相手を見つけるようなものです。身体が異常を来しているときはパニックになります。とにかく先生に連絡しよう、まずはアドバイスを聞こう。こういうつながりがあると、まったく安心感が違います。お医者さんもいろいろなタイプの方がいます。この人には心を許せないと思ったら、お医者さんを変えてもいいのです。なんでも話せるお医者さんに出会っておくことが大切です。

梅村

国も今、かかりつけ医をすすめていますね。

太田

はい。最近は「かかりつけ薬局」という言葉もできました。今、国の医療費は40兆円もかかっています。大きな原因はお薬です。飲み切れなかったお薬がいっぱい溜まっているでしょう?こうした残薬を減らさないと、医療費が減っていきません。そうすると健康保険制度が維持できなくなってしまいます。大切なことは、国民が無駄遣いをしないことです。薬も注射も先生の診療も無駄に使わない。かかりつけ医をもって、本当に必要な時、タイミングよく、ちゃんとしたアドバイスをしっかりもらうことが大切なのです。
それから薬局の方にも問題はあります。医師が処方するものをそのまま全部出すのではなく、重複して同じ薬が出されていないかなどを確認してください。そうしないと日本の医療費は減りません。これからは「かかりつけ医・かかりつけ薬局」をキーワードにして日本の医療費を減らしていく。そうしたら、自分も助かるのです。皆さん、かかりつけ医・かかりつけ薬局を、ぜひもってくださいね。

梅村

今年4月からは、薬局やかかりつけの先生に、お薬を整理してもらえます。例えば、残っている薬に合わせて、新しく出す薬の量を調整してもらう。たくさんお薬の種類がある方は、必要なものだけに整理するという取り組みをはじめています。おだちさんは、お父さんがお医者さんをやっておられたとお聞きしています。昔と今のお医者さんを比較して、今の日本の医療について変えて欲しい点などありますか。

おだち

最近のお医者さんは、しっかり顔を見て話を聞いてくれないとか、パソコンばかり見て何をしているのか、とよく言われます。いいお医者さんというのは、なんでも相談できて、自分の知りたいことが聞けて、的確に答えていただける人です。つまり、お医者さんとのコミュニケーションのとり方が重要だと思います。

梅村

向井さん、度重なる治療の中で、保険証1枚あれば医療が受けられる健康保険制度について、ありがたさを実感されましたか。

向井

私はタレントで自由業なので、入院すると収入がゼロになります。夫も格闘家ですから、身体に何かあると収入がなくなります。健康保険にはすごく助けてもらいました。私の友だちがアメリカで、結石になったことがあります。治療をしたら、1泊2日の入院に270万円かかったそうです。日本にいると、医療について、どれだけ自分が恵まれているかをつい忘れてしまいます。こんな恵まれた健康保険制度はありません。この健康保険制度が長く続くよう、みんなで協力できたらいいなと思います。

梅村

健康保険財政など厳しい状況におかれています。苦しい状況のなかで、健康保険制度を、どう守っていくか。太田先生とおだち先生には、政治家の立場からメッセージをいただきたいと思います。

太田

まず、データヘルスというものを紹介させてください。皆さんの健康保険証をもとにお医者さんがレセプト(診療報酬明細書)をつくります。そのデータは、国のナショナルデータベースに集められます。それを分析すると、糖尿病の多い地域、あるいは高血圧が多い地域などがわかってきます。そうした分析結果を使って、地域の実情に応じた医療をはじめることが可能になります。健康保険証を使った診療は、どこの病院でも受診できたり、窓口で支払う会計が3割の自己負担分で済んだりと、仕組みそのものがありがたいと同時に、データヘルスなどのさまざまな成果をもたらし、日本をより長寿で健康にするためにも役立っています。

おだち

健康保険制度というのは、ありがたい制度だと思っています。私もアメリカにいたことがありますが、アメリカの保険証はみんな民間の保険です。保険証の種類によって、受診できる病院が決められていて、どこの病院でも受け入れてくれるわけではありません。その点、日本の健康保険は素晴らしいですね。どこでも受け入れていただくことが原則です。ただ、少し厳しいことを申し上げると、医療費が非常に高騰しています。年間で40兆もかかっています。じつは、現時点で皆さんの健康保険料だけでは医療費を全額賄えていません。また、皆さんに消費税を払っていただいていますが、それを補てんしても足りていないのです。7〜8兆円を借金しながら、なんとかやっているのが現実です。

私は、われわれ大人の責任として、できるだけ将来の子どもたちに負担を残さず、健康保険制度を守っていかなければいけないと思っています。薬のことでいえばジェネリック医薬品があります。お医者さんに指導をいただくことが前提ですが、ジェネリック医薬品で対応できる病気であれば進んでそれを使う。それくらい意識付けをしていただきたいと思います。たとえば、健康保険制度を日本と同じようにやっている国にドイツがあります。ドイツでは、原則ジェネリック医薬品を使用することになっています。大人の責任として、この健康保険制度をしっかり守って、子どもたちにツケを残さないためにも、自分たちがやれることはやっていこうではありませんか!皆さん、どうぞよろしくお願いします。

―健康みらいトーク in 大阪―
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